【Overwatch】アッシュの立ち回りはポジショニングが命っていう話
速着のワンピック力、ダイナマイトによる範囲ダメージ、ボブの制圧力、アッシュはたくさんのDPSヒーローの中でも1位2位を争うぐらいフリーにさせたらヤバいヒーローだと思います。
逆に言えば、フリーになれないとあんまり仕事ができないヒーローでもあります。
なので、いかにフリーになれるかを考えるのが大事。今回は、アッシュの立ち回りはポジショニングが命っていう話です。
盾裏での動き
アッシュはリロードが長いので盾割りに参加すべきかどうか悩むところですが、個人的には積極的に参加して良いと思います。
ただ、盾が2枚あったらアッシュで割り切るのは無理です。ロームするかピックを変えるか、選択を要求される気がします。特にシグマ。
序盤のダイナマイトは盾の上や横から投げ込んでタンクを狙ってOKです。盾にもきっちりダメージが入ります。
盾からはみ出たサブタンクやヒーラーがいれば積極的に狙っていきましょう。もちろんキルも狙いますが、目的はダメージを出すのとULTを貯めることです。
ULTゲージはメインで2%、エイムショットで4%、頭に当てればその2倍溜まります。
つまり、エイムショットをDvaの顔に13発当てれば100%。Dvaの頭ならいけそうな気がしませんか?
ダイナマイトもあるので、上手くいけばワンマガジン使い切る頃にはULTが上がってます。この回転の速さがアッシュの強いところですね。
戦況が動きそうになったタイミングで敵の側面を取る形でリポジションすると良いです。
押し引きの最中はみんな良い感じにいっぱいいっぱいになってるので、警戒されずに仕事ができる可能性が高いです。
わちゃわちゃしてきたら、ボブがなんとかしてくれます。
高台を取る
Overwatchはとにかく高台。
ヘッドショットが狙いやすくなるし、ダイナマイトも当てやすいし、被弾してもすぐに引くことができます。
射程が長いので、少しぐらい前線から離れた場所でもOK。敵からもろ見えな場所だと牽制されて仕事ができないので、死角を突く感じでポジショニングするとぶっ刺さります。
理想は敵陣の側面の高台からバカスカ撃ちたいところですが、当然敵も警戒してくるので、当たり合い序盤は味方の射線を増やす形になると思います。
側面を取る
ダイナマイト+メインで瞬殺できる火力があり、コーチガンの緊急脱出もあるので、フランカーのような動きも意外と強いです。
サッと行ってダイナマイトを差し込んでワンピックを狙いつつ素早く引く感じ。
敵が警戒していなさそうなら積極的に狙っていきましょう。
例えば、攻め側から見てKings Row第一拠点の左側の小部屋や、HAVANA第一拠点の左にあるカフェなど、敵陣側面へのアクセスが素早く行える場所ではとても有効です。
アッシュは細かくリポジションするのが得意
マクリーのようにタイマンに強いわけでもなく、ソルジャーのように回復を敷けるわけでもなく、エリアを維持する力はそんなに強くないですが、アッシュはコーチガンによる素早いリポジションが得意です。
警戒されたら素直に引いて、別のポジションに移りましょう。
敵に全く警戒されていない所からダイナマイト+メインでワンピックを狙っていく動きが本当に強い。
ヒットスキャンの中でも高台>側面>高台といった具合に、状況に応じてコロコロポジションを変えれるのがアッシュならでは強みですね。
マクリーのような早打ちガンマンでもなく、ソルジャーのような正々堂々とした感じもなく、横からの不意打ちで、しかも爆弾使って瞬殺するっていうのがワルくて好きです。いかにもギャングのボスっぽくて。
リロードは移動の合間にできるように調整すると時間を無駄にしないで済みます。
ポイントには入らない
たまーに低ランク帯でポイント内にいるアッシュを見かけますけども、これは絶対にNGです。
ヒットスキャン全般に言えますが、ポイントやベイロードには入っても何もできません。
オーバータイムで自分以外に触れる人がいない!!っていう時以外は入らない。入ったところで何もできませんけどね。
アッシュのポジショニングのコツ
攻撃側
攻撃側では、強ポジはだいたい敵に抑えられているので、盾裏から高台に牽制をかけつつ、盾を割りに行きます。
アッシュは敵からエリアを奪うのは苦手なので、空いているポジションから敵陣に対して斜めに射線を取って、中~遠距離からダメージを出していきます。
敵にフランカーがいる場合は、放っておくとヒーラーに圧力をかけられるので、そっちの処理を優先してもOK。
自分も狙われますから、味方のヒーラーと敵前線が一望できる高台が理想です。なかなかそんな理想通りのポジションに居座れることはないですが、小まめにリポジションしながら相手の隙を伺いましょう。
ただ、アッシュは孤立するとめちゃくちゃ弱いので、斜めに射線を取りつつも、味方との距離感を保つのが結構大事です。攻め側はこの距離感に少し慣れがいるかもしれません。
防衛側
防衛側はせっかく開始直後からポジショニングする時間が与えられているので、盾裏にいないで強ポジを押さえに行きます。
敵が進行してきた時、自動的に側面が取れるようなポジションに予めついておくと働きやすいです。
牽制されたら無理せず下がって、ヒールをもらってすぐさま次のポジションに移ります。
敵に「そんなとこにおるんかーーーい!」と思わせることができれば上々。敵がこっちを全く警戒していない状況、自分が完全に優位なポジション、この2つの条件が2秒でも揃えば十分にワンピックが狙えます。
【Overwatch】ロール毎のリーパー対策
一度ハマるとなかなか対策が難しく、特に低ランク帯だとリーパー1人にキャリーされることも珍しくないです。
シンプルに火力が高いので気付かないうちに近付かれるとなす術がありません。生存力も高く、レイスフォームで逃げられるとなかなか倒せないのも厄介。
その上明確なアンチピックがいないという三重苦。
リーパー本体が出来ることがシンプルなだけに、調子に乗せると対策も難しいです。
基本的な対策
まず何よりも近づかせないことが第一。敵にリーパーがいる事がわかったら、必ず周囲を警戒して常に位置を把握したいです。
リーパーからしてみると、それだけで大分やりにくくなります。近付かれない、近付かせないがリーパーを相手取る時の鉄則です。
中、遠距離からの攻撃で近付かれる前に撃退。殺しきれなくても追い返せれば上々です。
いくらかのダメージを与えることができればレイスフォームで帰っていきます。無理矢理キルを取りにくるようなら味方と協力して始末したい。
当たり合い中は背後へのワープを警戒します。撃ち合いが始まってヒーラーが回復に集中し始めたイヤラシイタイミングでワープしてきます。
後衛はしっかり音を聴いて対処したい。リーパーが出てきそうな建物の出入口付近や、前線から程近い角にポジショニングしないのも大事です。
ワープ中は無防備なので先に発見できればキルチャンスです。
リーパーの動きを読む
リーパーの強みは近距離での高火力と生存力。シャドウステップによるワープを駆使して、この2つの強みを発揮できるように立ち回ってきます。
裏を返せば、シンプルであるが故に読みやすい。
やることと言えば、
- 前線でタンクに火力を出す。
- それでもダメージトレードで優位に立てそうになければ裏や横に回る。
こんなものです。
立ち回りがシンプルでやってくることはだいたい決まっているので、意外と敵の裏をかくのが難しいヒーローです。
ULTが溜まってる時は、高台から落ちてこようとしたり、裏にワープしてからぶっ放そうと狙ってくるので、そろそろ溜まってそうだなと思ったらなるべくスキルを温存して警戒したいところ。
タンクでのリーパー対策
タンクキラーの異名を持つだけあって、タンクでリーパーの相手をするのはなかなかしんどいです。強いて言えば、やってる身としてはザリアが一番辛い。弾数が少なく、すぐにリロードに入るのでバリアで後ろを守られると帰るしかない。
的が細長くて頭が小さく、ヘッドショットを狙うと全弾ヒットが期待できないのもやりづらい。もし後ろでヒーラーが狩られていたらザリアで警戒してあげると良いです。
デスブロッサムに関してはアーマー持ちで体力が多いタンクが一番対応しやすいです。
ホッグのフック、ハルトのチャージ、Dvaのマトリクスなどいち早く反応して味方を守ってあげましょう。
DPSでのリーパー対策
ほとんどのDPSはリーパーよりも射程があるので、早めに発見できれば怖くないです。的もデカいですしね。
頻繁に裏を取ってくるようなら、ヒーラー陣のフォローに。
ソンブラのハックで帰れなくする、マクリーのスタン、ゲンジのコンボで瞬殺するなど、だいたい2vs1の形になるので一瞬で追い返せます。
早めの発見が大事。病気かな?
ヒーラーのリーパー対策
必要以上に前に出ないことと、常に後方警戒。敵にリーパーがいて、タンクのヒールに余裕があるなって思ったらだいたい裏に回ってます。
当たり合い中に盾の向こう側からいきなり背後にワープしてくることもあるので、音を良く聞いて対応しましょう。
ヒーラーは特にどれだけ早く発見できるかが鍵です。視野の広さが物を言います。近付かれたら死なので周囲の警戒を怠らないこと。
タンクやDPSが一緒に警戒してくれると楽ですが、どうしても見てくれない時は、スキルをリーパー用に温存しておくことも視野に入れて、慎重に立ち回りましょう。
まとめ
とにもかくにも早めの発見と対応。本人ができることがシンプルなので、対策も至ってシンプルですね。
【Overwatch】野良のソロでファラマを対策する時に考えること
ファラにマーシーのダメージブーストを付けて直撃156ダメージ、爆風104ダメージのロケットで、盾を無視して爆撃する戦術です。
爆撃痛すぎるし、少しダメージを与えたぐらいじゃすぐに回復されるし、一回ハマるとなす術なく押し込まれることも多々。
こないだコテンパンにやられたので、改めてファラマ対策を考えてみました。
ファラマの強さ
ファラマの強さはとにかく初手で相手に選択肢を押し付けられるところだと思います。つまり、簡単に先仕掛けができる。
Overwatchは基本的に先に仕掛けた方が強いので、連携の点でも手軽で、いきなり盾を無視して相手に自分の強みを押し付けることができるところがとにかく強いです。
場合によってはピックを変更してでも対策を取らないといけないこともあり、対応側は後手に回らされがち。
特にリグループも満足にいかない低ランク帯だと、勢いそのままに最後まで押し切られてしまうことも珍しくないです。
ファラマ対策
セオリー通りに対策するなら、
- ヒットスキャンでファラマを牽制しつつ盾に圧をかける
- 多少強引にでも前に出てダメージ出し、マーシーを前線のケアのために引きずり下ろす
主にこの2つかなと思います。
ただ、どちらもPTの連携が不可欠なので、野良で、特に低ランク帯では安定した対策が難しいんですよね……。
例えば、タンクがウィンストンやボールで突っ込む動きを見せているのに、DPSはヒットスキャンでファラマを待ち構えている……みたいなことが頻繁に起こります。
前線が間延びしてしまって、味方のDPSとヒーラーがファラマとチマチマやり合ってる間にタンクが溶けてたり。
味方のDPSが一生懸命前に圧をかけてるのに、ラインハルトは後ろの方で盾貼って待ってる。みたいな。
よく見る光景ですね。
まぁそんなわけで、野良で、しかもソロでファラマを対策するにはどうすればいいのか、色々考えてみました。
タンクのファラマ対策
タンクはとにもかくにも地上戦を優位に進めることを考えた方が良いです。
ファラマの位置を常に把握しつつ、とにかく前に圧をかける。
ファラマはだいたい盾を無視して後衛を狙ってくるので、タンクが前に圧をかける動きを見せれば他のメンバーも付いてきてくれます。多分。
押しきれそうならそのまま押し切る。こういう時はスピード感が大事ですね。
もし無理そうなら、前線を広く展開して相手を囲む陣形に切り替えます。固まっているとファラマのロケット直撃+爆風で大ダメージを受け、トレードに負けてしまいます。
メインタンクならウィンストンやレッキングボールで嫌がらせしたり、サブタンクならシグマの2盾でDPSの射線を増やしたり、Dvaで牽制+エリア取りに行くのも手。
いずれにしても、タンクがファラマに集中してしまうと前線が崩壊しかねないので、目の前の4人をどうやってひき殺すかってことを考えたい。
一番だめなのは、ラインハルトやオリーサで待ち構えるパターン。
オリーサは火力は出せますけど、押し引きが苦手なのでファラマに良いポジションからボコスカ撃たれやすいです。あと、盾が固定なので端っこを狙われると爆風ダメージが痛いです。
ラインハルトは細かい押し引きができますけど、機動力がないのでファラマの影響を受けにくいチョークポイントを選ぶ工夫が必要です。
防衛側でも攻撃側でも、相手が仕掛けてくるのを待ってると後手に回りやすいです。ファラマ相手には特に。
なので、スピード感が大事。
DPSのファラマ対策
ヒットスキャンで牽制する
DPSの場合、ヒットスキャンでファラマに牽制をかけつつ前に圧をかけていくのがセオリー。
ファラマからしてみるとヒットスキャンに狙われているとめちゃくちゃやりづらいので、決まって一番に落としにきます。
そういう時は無理をして戦わず、リポジションしたり隠れてやり過ごしたりしつつ、様子を見ながら自分が狙われていない時にちょっかいをかけていきます。
ファラは弾速が遅いので、相手が撃ったのを見てから隠れても余裕で間に合います。
ファラマからするとこれがめちゃくちゃウザい。こっちはファラとマーシーの2人分のリソースを使っているので、少しでも遊ぶとそれだけ味方が不利になるんですよね。
ヒットスキャンが隠れた場所に照準を置いて待ってるわけにもいかない。
なので、すばやく室内に隠れられる位置取りをすれば、割と一方的に狙っていけます。それが高台であればなおよし。
ヒットスキャンで牽制する場合は、ファラを狙っても回復されるだけなんで、マーシーの方を優先して、マーシーが被弾を嫌って降りれば任務完了。
そうなったら孤立したファラを狙いつつ、ファラもいなくなったら前に圧力をかけていきます。
ファラの飛び方が甘くて落とせそうならファラから落としてしまってもOKです。
ただ、ファラマを警戒してすぎて下がり過ぎてしまうと、前線を間延びして、自陣のタンクが囲まれて死にます。
高台で、建物に隠れることができて、かつ敵前線に圧力をかけることができる、そんな感じのポジションが理想です。
目まぐるしく状況が変わる戦闘中になかなか理想通りのポジショニングをするのは難しいですが、「下がり過ぎない」ということにだけ要注意です。
ファラマだけに気を取られて前線に圧力をかけることができないと、こっちもDPS1枚落ちの状態になるので、なかなか状況が好転しません。
ダメージディーラーで前線に絡む
ヒットスキャンで牽制をかけても流れが変わらない場合、前への圧力が足りてないことが多いです。なので、リーパーやジャンクラット、シンメトラなど、とにかく敵前線にダメージを出せるヒーローで圧をかけていくのも一考。
上手くダメージを出せるとあからさまにヒール量が足りなくなるので、マーシーが降りてきます。ファラへの牽制を味方に頼る形になりますが、そこは信じてレッツチャレンジ。
手薄になった後衛にドゥーム、ゲンジ、トレーサーなどので絡みにいくのも良いですが、これはタンクやヒーラーの協力が必要になるので、連携が取れそうならって感じ。
いずれにせよ、対策を講じなければならない時点で後手に回っているので、一つの手にこだわり過ぎると流れを変えるのは難しいと思います。
ミラーで相手にも同じ悩みを押し付ける
それでも上手くいかない場合はミラーピックも視野に入ってきます。ヒーラーも空気を読んでマーシーに変えてくれることも多いです。
個人的には、ミラーは連携が取りづらい低ランク帯になるほど安定して相手の勢いを抑え込めるような気がします。
DPSなら、ファラは使えるようになっといて損はないですね。
ヒーラーのファラマ対策
一般的なピックとしては、アナ、バティスト、ゼニヤッタなど、牽制しつつ前に火力を出せるヒーラーが選ばれやすい傾向。
ただ、ヒーラーに限った話ではないんですけど、味方がどうやって対策しようとしているかをよく見るのがより大事かなと思います。
例えば、DPSがアッシュで牽制を狙っているなら、頭一発で落とせるようにマーシーを選んだり、タンクが飽くまでハルザリ構成にこだわるならば、機動力は絶対に欲しいのでルシオで一緒に突っ込んだり。
タンク同様、味方の構成をみつつどうやって前の4人をひき殺すかを考えた方が、流れを引き寄せるには良いでしょう。
まとめ
押せてる時に敵チームにファラマが出てくることも結構あるんですけど、そういう時はあんまり問題にならないことが多いんですよね。
だいたいそういう時って味方のチーム単位での連携がハマっている時なので、ファラとマーシーの2人が連携したぐらいじゃビクともしないっていう。
キツイ時ってこっちが後手に回ってる時で、ファラマは最初の当たりでいきなり先手を取れるだけのポテンシャルを持っているっていうのが強いところ。
なので、後手に回ってるなって思った時は、「ファラマを何とかしなければ」というよりは、「こっちから仕掛けて敵の前線をどう崩すか」を考える方が流れを手繰り寄せられる可能性が高いと感じます。
【Overwatch】ゲンジ上達には勉強あるのみ~「テクニカルなヒーロー」という罠~
ゲンジが好きでゲンジにこだわり、たくさんのプレイヤーにNoobと罵られながら260時間の長きにわたりプレイし続けて、ようやくランクマッチであからさまにアンチで対策されたり、敵味方問わず「good genji」と褒めて貰えるまでに至ったので、ここいらで上達のコツの一つでもしたためておこうかと。
自分用メモと予防線を張りつつ、ゲンジを使えるようになりたい、上手くなりたい人は読んで損はないと思います。多分。
「ゲンジはテクニカルなヒーロー」という罠
サイボーグ忍者というド直球なキャラクター性に加えて各種コンボのカッコよさも相まって、「ゲンジと言えばテクニカル」という印象があるかと思いますが、これが完全に罠でした。
ゲンジに最も必要なのはテクニックよりも知識や戦術の方だという話。
巷では、ゲンジの話になるととにかく「テクニックが必要だ」と言われるので、ゲンジを練習したいプレイヤーはテクニックを磨こうと個人技に走りがち。
むやみに敵陣に突っ込んで死ぬを繰り返すゲンジは、だいたいこの罠にハマってるんじゃないかと思います。
かくいう僕もキャラクターコントロールに必死になり過ぎて全く回りが見えていないクソ忍者筆頭でした。(今も?)
ウザさに磨きをかけろ!何でもできる忍者を目指せ
改めてゲンジというヒーローを見てみると、ソンブラやトレーサーなどの役割が似ているヒーローの中でも特に機動力と爆発力に秀でていて、「いつどこから現れて瞬殺されるか分からない」という特有のプレッシャーを持っているのが特徴です。
これタンクやDPSだとあまり気にならないかもしれないですけど、ヒーラーからしたらめちゃくちゃ怖いです。
その特徴を活かして、しばしば後衛をキルするのが仕事だと言われがちなゲンジ。確かにその通りなんですけど、もう少し厳密に言うと、チームが上手く機能した結果としてキルできているだけで、基本的な立ち回りには戦況全体を見渡した柔軟な立ち回りで戦場を整理するのが仕事です。
具体的には
- 自陣に十分にエリアを確保
- 相手に自由なポジションどりをさせない
- 敵のDPSやヒーラーに圧力をかける
- フォーカスを受けて敵の注意を引く
- Ultを貯めてラッシュに備える
- 盾割りに参加する
- 裏を取りに来た敵DPSのフォロー
などなど。
もう全部。ゲンジは本当に全ヒーローの中でも柔軟に何でもできるヒーローです。ということは、何でもしないといけません。
かと言って一度に全部できるわけがないので、今何が重要かを取捨選択して、最適な選択肢を選ばなければなりません。
その上で「いつどこから現れて瞬殺されるかわからない」というゲンジ特有のプレッシャーを活かし、敵のヒーラーやDPSにより多くの情報を押し付け、警戒や牽制などのタスクを増やしてミスを誘う……というのがゲンジのメインのお仕事。
「重要な場所にいちいち現れてきてとにかくウザい」と思われてナンボ。機動力で重要なポイントに素早く行って、爆発力で仕事をして帰る。それを何度も繰り返す感じです。
なので、他のヒーローよりも一段高いレベルの知識が要求されます。裏を返せば、勉強した分だけ強くなれるということ。ゲンジで上達したいなら、テクニックを磨くよりも知識を蓄えた方が早く上達すると思います。
自分の技の詳細はもちろん、各ヒーローの特徴やアビリティ、エリア論みたいな戦術戦略の話や、マップの形やヒールパックの位置と種類などなど。
こういう知識をより多く無意識のレベルにまで落とし込んでいくと、視野が広がって格段に動きやすくなります。
もちろん、そうは言ってもテクニックが全く必要ないというわけではないので、コンボやアビリティ管理なども要練習です。
さすが公式難易度★★★。テクニックだけでなく、知識も他のヒーロー以上に必要だよっていう話でした。
【Overwatch】解説記事や配信動画を見てもランクマッチで勝てない理由
フレがブロンズ帯を抜けられず、動画や記事を紹介しても「意識しているはずなんだけど……」と悩んでいたので、一発目の投稿ですがいきなりDeepな話を。
最初なんでもっとカジュアルな話をしようかと思ったんですけどね。
解説記事を読んだり、動画や配信を見たりするとなんだか勝てそうな気がしてくるんですが、なぜか実戦になると勝てない。
こういう悩みを抱えているプレイヤーは僕の周りにも結構います。「分かってるんだけどなぁ」と。
なぜ解説記事を読んでも勝てないのか?
理由を一言で言うと「頭では分かっていることが出来るとは限らないから」です。
なんだそんな当たり前のことって思うかもしれないですが、戦闘中に「自分が今何を考えているか」を改めて意識してみると、学んだことをびっくりするぐらい活かせてないんですよね……。
例えば、フォーカスを例に取ってみると、「フォーカスを合わせる」なんて当たり前すぎて今更ですけど、気が付いたら一人でキルを取ろうと躍起になって、無理して死んでいたり。
「フォーカスを合わせなければならない」なんてことは知ってますし、当たり前ジャンとか思うんですけど、いざ戦闘になると全く意識できてない。
冷静な時なら「そんなの当たり前じゃん知ってるよ」とか思うんですけど、戦闘中はエイムやキャラコンに必死になりすぎて、味方の動きをまるで見ていなかったりします。つまり、いっぱいいっぱいなんですね。
人間の脳は常にひとつのことしか考えられないので、例えばキャラコントロールに集中してしまうとどうしても他が疎かになります。
刻々と状況が変化する中で臨機応変で正確な判断が求められる戦闘中に「何か一つのことに集中してしまう」というのは致命的。
フォーカスの話に戻ると、理想はフォーカスを合わせようとするのではなく、何も考えずとも自然とフォーカスが合う状態に持っていくことなんだと思います。
というのも、最近自分でハッとしたことがありまして。
HANAMURAのポイントBでの乱戦中のことなんですけど、オーバータイム中の熱戦も熱戦。みんなが「うおおおおお殺せええええ!!」って熱くなってる時に、フと味方のザリアが目に入り、その時パッと思ったんですよ。
「この人が狙ってる敵を狙おう」
と。
今までそんな発想全然出てこなかったんですけど、以来、乱戦中でも自然とフォーカスを合わせようとするようになりました。
で、思ったのが
「これエリア論とかセオリーとか、勝つための情報は色々あるけれども、意識し続けて練習して、無意識で出来るとこまで落とし込めていないと身にならないんだな」と。
周りを見渡してみると、レートが上がらないと悩むほとんどのプレイヤーが、解説記事を読んだだけで出来るような気になっているような気がします。
「もう知ってる」とか「意識してるんだけどなぁ」とか言いつつ、「無意識に落とし込む」という作業をしないので、いつまで経っても知ってるだけで上達しないという罠。
多くのプロプレイヤーが「戦闘中は何を考えているのか?」という質問に対して「適当」とか「特に何も」と答えるのは、実のある反復練習によって重要なことは全て無意識のレベルまで昇華しているので、特に考えなくても的確な判断が勝手に湧いてくるからなんだろうなと思った次第です。
学んだことを無意識に落とし込むには
じゃあどうすれば無意識で出来るようになるのか?という話ですが、これはひたすら意識して反復するしかないと思います。
スポーツでも勉強でも、なんでもそうですよね。
自分が「これは!」と思った記事や動画は、定期的に何度も見返すことをおすすめします。
普段のプレイでは何かひとつテーマを決めて、ひたすらそのことを意識して練習をしてみる。
フォーカスが上手くなりたいなら「このゲームは味方の動きをよく見て、同じ敵を狙うぞ!」とか。
すると、そのうち自然と味方が目に入ってきて、勝手に「この人が狙ってる敵を狙おう」という発想が湧いてくるようになります。というか、そうしてたらなりました。
前線の押し引きが上手くなりたければ、押すタイミングや引くタイミングを意識してみる!とか、あるいは押し引きのバリエーションを増やしてみる!とか。
やってるうちに自然と敵味方の配置や枚数差が意識に登ってきて、前押ししようとか、ガッツリ引こうとか、別のルートを使ってみようという発想が湧いてくると思います。
試行錯誤では失敗するケースがほとんどですが、たまーにスルッと上手く行くことがあります。
このうまく行ったケースを寄せ集めていけば、おのずと自分の勝ちパターンみたいなのが見えてきます。
とにかく「意識すること」が大事です。
全く意識せずに何となくプレイしていると、例え上手くいっても何が良かったのかが分からないですから、「なんかよく分からんけど勝てた」で終わってしまいます。
意識して練習していると”うまく行った感じ”を掴んで再現することができるようになります。
この”うまく行った感じ”の積み重ねが「上達」なんだと思います。
無意識に落とし込むことができると視野が広がる
上達したいと思うなら、「自分は何を考えながらプレイしているのか」を改めて意識してみてください。
そして、新しいことを学んだら、そのことを意識して反復してみてください。
エイムもキャラコンも立ち回りも、「学んだことを無意識に落とし込む」という作業をしていけば、それだけプレイ中の脳のスペースに余裕が出てきます。
すると、自然と視野が広くなって戦闘中の様々な情報を的確に処理できるようになっていきます。
一朝一夕では如何ともし難いですが、学んだことを徹底的に意識しながら何度も反復して練習すれば、プラチナ以下で停滞しているなら割とすぐに上達すると思います。
何か新しいことを取り入れようと思ったら、ひたすら意識して反復反復。基本的なことほど意識して反復する度に新しい発見があったりします。
まぁつまるところ、「何も考えずに長時間プレイしていても上達しない」ということですね。
Overwatchに限らず、他のゲームでも、仕事でもスポーツでも何でもそうだと思います。
なるほど、味方のせいにしてても上達しないわけだ。
はじめに
初めまして、Milanです。
Overwatchはβからプレイしていて、ランクマが実装された当初はタンクでダイヤまで行きました。
ゲンジに憧れてゲンジを使い続け、忍者アカデミーも卒業していないNoobだった僕はあれよあれよとレートを下げてブロンズに……。それでも懲りずに使い続け、今はゴールド~プラチナ帯に落ち着いています。
よく使うヒーローは
タンクは、ラインハルト、ザリア、ウィンストン、レッキングボール、Dva。
DPSは、ゲンジ、アッシュ、リーパー、ファラ、ハンゾー。
割と何でも使えますが、だいたいDPSでプレイしています。一番レート低いんですけどね。
Overwatchはずっとクイックでカジュアルに遊んでいて、ランクマッチをプレイすることはあまりなかったんですが、上手くなりたい、強くなりたいという気持ちが強くなり、最近になってよくランクマッチを回すようになりました。
このブログは、僕がOverwatchでマスターを目指す(なれるとは言っていない)中で、練習したことや勉強したことなどを書き綴ったり、ためになった動画や記事を紹介したりしていこうと思っているブログです。
よろしくお願いします<(_ _)>